NEVER PART-4 by Kurota-hightpower
気力と体力を取り戻し、俺はベットから起き上がり作戦ルームにいると聞いた大佐のところに無理矢理入り込んで、反政府ゲリラの男から聞いた事を、大佐に大声で尋ねたみた。作戦ルームの他の兵隊が、俺を取り囲むように近寄ってきた。
大佐は「これは戦争なんだ!、お前の言っている事など妄想にすぎん」。しかし俺は続けたが大佐の答えは戦争を正義として肯定する言葉しか発せられなかった。
俺は、もう限界だった。抑えきれず大佐に掴みかかっていた。取り囲んでいた兵隊達にすぐに動けないように羽交い締めにされた。
大佐が静かにいった「クロタ、お前の悲しみもわかる、しかしこれは任務なんだ!国家のために戦う事が我々のなすべき事なんだ!。お前は、大分こころを乱しているようだな!。お前を本国に送還することにした!。軍法会議は、今回は無い事にしよう。せめてもの俺からの情けだ!。その代わり除隊命令をだす。
よくやってくれたな!今までの働きに感謝するよ!」。そう言って大佐は作戦ルームを後にして出ていった。
月日が流れ、戦地では泥沼のような戦いがまだ続いていると、戦友からの手紙で知った。今の俺にはもうどうでもいい事になりつつあった。
多くの情報をあさりまくって、事の真相を知りたいのが俺であった。そして、ある退役老兵士に出会って、いろいろな事を聞かされた。俺には今言えるのは、つまりは、戦争とはこの国や技術や経済を支える都合の良いエレメントに過ぎないという事が、俺の得た結論だった。(真理はきっといつか暴かれる。そして本当の巨悪が潰される日がかならず、、、、、、、)。
破壊と創造はつねに繰り返され、そして歴史を形成してきた。それに伴い科学技術の進歩、経済の発展等をその都度重ねてきたと、、、、、、。
本当の事は、深い海の底に隠されているようだ。これ以上は、もう書けないしわからないのが、今のクロタであった。
死んだものは、二度ともどらない。
出来ることなら、いや絶対に戦争などしてはいけない!。
縫いぐるみを見つめて、あらためて思う!。
NEVER!! ふと俺のこころに浮かんだ言葉だ!。
夕焼けは、暗闇へとかわり、星が
人の命の光に見えた!。
THE END NEVER CREATE BY KUROTA