(^.^)v 偉大なる編集者!。

世の中にいろいろなコンピュータ関連書籍が販売されています。同じように当然ながら出版社も多数存在しています。私が、その中で一番(今までこのコンピュータ業界にいて)すきなPC関係の書籍は、「???インターネット」イ????刊のものです。この書籍は多くの方々に勧めてきました。特にインターネットに初めて関わる方々にです。この書籍の初版は、まさに最高傑作といえるものと思います。美術でいえば、モナリザ、ROCKで言えばPURPLE HAZE、クラッシックでいえば、「運命」かなと、個人的な感覚ですが(^^);。

存在するコンピュータ書籍群で、この書籍ほど、内容の展開、説明のロジック、そして気取らない、知識を出し惜しみしないすばらしい書籍だと思います。この書籍そのものは、かなり以前に出版されたものですが、現在でも、私にとってもっとも感銘(文学書でもないのに)した書籍と言って良いと思います。これを編纂された方の人間的な大きさをすみずみから感じ取れます。

なぜ今になってこのことを書くのかといいますと、相変わらずの難解な説明とまったく理解しがたいロジックの飛躍などの書籍が多いからです(私、個人の感覚かもしれませんので、悪意はありません)。 たいていなんらかのコンピュータ関連のことを解決するためや、学習するために、関連書籍を購入するのですが、たいてい、それ一冊で解決や理解できないような内容や記述になっていて、結局、何冊か購入して、やっと理解できたという経験が幾度もあるからです(私だけかもしれないので、気にしないで下さい)。ところが、「???インターネット」には、その必要がまったなく、初心者が理解しやすいように、本当に見事な編集書籍だからです。私は、すなおに感銘をうけましたし、こころからすばらしい!と思いました。

ある機会があって、ある編集者さん(A氏)の事を知りました。その方はまだまだ若い30代半ばの人でした。お名前は伏せさせていただきますが、A氏は、なんと悪性の癌と戦っていらしていた方だったのです。A氏はある書籍の初版を編集するために、忙しく仕事をしていましたし、さらに仕事の後に癌の治療に通院しては、今で言う癌の緩和治療を受けながら、死と背中合わせのなかで、その書籍の出版のために、癌の痛み耐え、編集のための打ち合わせ等、出版業務に必要な仕事されていました。 今は記憶が定かではないのですが、A氏が亡くなられる前に出版されたのが、じつは、前述の「???インターネット」だったのです。A氏の渾身の思いが込められた、その書籍が「???インターネット」だったのです。私はそれを知り初めてその書籍の意味と込められた思いを受けて偉大なる感銘をうけました。

これが、人に物事を教える、姿勢なんだと思いました。利益や部数に囚われず、人に理解させようと思うその真摯な編集手法、まさに仏や神に近いこころでなければできないほどの仕事だと思いました。それ以後の私の考え方に多大なる影響力を与えてくれたA氏に、感謝と尊敬をもって「ありがとうございます。」「あなたこそ偉大なる先生と呼ばれるに等しい人だと。」いつまでも忘れる事のないひとつの小さな革命!、が、しかし偉大なる革新を私に残してくれました。

今、現在思うのですが、知識は驕らず、そして教えあうことによって、お互いが進歩し、さらに上を目指すべきだと。

私は、偉そうな事を言えるほどの知識や技術はありません。しかし、これからの日本の発展には、基本的に上述の事をもって、共に進歩と発展を目指さないと、日本のコンピュータ産業(特にソフト関連)は、あまり明るいとは言えないような気がします。知識を我欲や名声や地位を守るために独占する姿勢は、いずれ自身を崩す事になるとおもうのですが?。  アホなつぶやきより。 FIN


Comments are closed.